3Dプリンタの更新

DIY

JGAurora A5 は、いくつかのパーツを激しく印刷していると USBメモリーを挿す瞬間「パチパチ」電気放電が見られた。あれあれ、と確認して間にX軸とZ軸が昇天してピクリとも動かなくなってしまった。

img_4194

ここまでは何回も直したのですが、火花はいけませんね。治す気力が折れました。難しい体勢で半分解しながらの修理は厳しいです。新しいプリンタの検討を進め、 Parusa i3 MK3 Clone を選択しました。

parusa1

ここのフルキットにしてみました。フィラメントスプーラーは付いていませんでしたが、全てバラバラで入荷しました。SDメモリが欠品していましたが後から送ってくれた様です(未だ未着です)。プラスチック部品はオリジナルと同様に全て PETG で印刷された物です。驚きに精度ですね。

マニュアルは付いているのかの知れませんがSDが欠品していてわかりません。問い合わせせうると以下のサイトを教えてくれました。

Bear Kit マニュアルサイト

Git 上の個別マニュアル

上記を翻訳機にかけながら作成を進めました。因みに https:// を除いたURLにhttps://translate.google.com/translate?hl=ja&sl=en&tl=ja&u=https%3A%2F%2Fと%2Fで挟み込むと翻訳されます。環境によっては動かない場合もありますが…..。

マニュアルに沿って組み立てれば完成します。
英文のマニュアルを読み違えていました。
Zの近接センサーにはP.I.N.D.A PINDA 2 probe sensor が使われていますが、取付調整が違っておりました。原文をよく読むと1mmの高さに合わせる必要がありました。合わせ方はインシュロックの真ん中辺りで合わせると書いてあります。Z軸はLCDコントローラーの摘みを回す事で 0.001mm単位で上下の調整が可能です。大雑把だなあと思いますが、結局は Live Zモードで微調整できるので合理的なのかも知れません。

オリジナルとサイズが異なるので、XYZ のキャリブレーションの時だけBaerサイトのファームウエアーに書き換え実行します。各々のキャリブレーションが終わったら、最新のファーム書き換えました。因みに書き換えは、 PrusaSlicer-Prusa3D で書き換えます。基本は PrusaSlicer を使うようですが、使いなれた Cura 4.4 を使っています。
それにしてもP.I.N.D.A PINDA 2 probe sensorは素晴らしい。ヒートベッドに磁石がついていて、最初にキャリブレーションポイントを探して登録します。その後ばね板を置いてキャリブレーションします。書く前に毎回9地点の補正スキャンを行ってから書いてくれます。スレッシュホールドから外れるとZのキャリブレーションのみ行われます。もちろんCuraを使うには幾つかのプロファイルを入れる必要があります。

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そしてついに完成。PLAもPETGも快適に書いてくれます。

このキットにはコントローラーは付いていなので別途用意しました。
EinsyRambo For Reprap Prusa I3 というボードです。 Aliexpress で 7~8千円、日本15千円ぐらいです。部品面にソケットがついているのですが、裏面は穴が開いていてなんとRaspverry pi zero w がそのまま挿さる仕様になっております。よって設計者の意思を引き継いで Raspberry pi zero w を挿したのでした。目的は Wi-Fi で接続することです。zero を取り付けるフレームも印刷して取り付けます。

ラズパイ自体は食わず嫌いで食べてなかったのですが、今回たっぷり食べさせて貰いました。生まれて初めてのラズパイは、私には難しすぎです。取り合えず BalenaEtcherをダウンロードしてイメージを書きます。イメージは OctoPrint がだしているのをEtcherで書き込みます。 Etcher は ddに相当します。

どうやって設定するの? さっぱりです。raspbian は ufs をサポートしてないようなので /boot しか見えません。よって設定は、 /boot 配下に幾つかお呪いを書いて設定して行くのでした。やれやれ。

Raspberry pi zero w は、マイクロUSB が2個ついていて右側が電源で左側がUSBです。
とりあえず /boot/octopi-wpa-supplicant.txt にWi-Fi の設定を書いて電源をいれます

octopi-wpa-supplicant.txt
—- include ———
network={
ssid=”himitu”
psk=”himitu”
}

これでルータを覗くと払いだしたIPがわかる筈なんですが、うちは Radius 接続でアクセスポイントは接続するだけなのでリストがありません。仕方ないので, Windows 10のコマンドプロンプトから arp -a でIPを探しだします。 SSHして応答すれば、 pi:raspberry でログインできるはずです。ログインしたら passwd でパスワードを変更します。

一般的には sudo で全て行うのですが、su派なので sudo passwd で root のパスワードを設定して su できるようにしました。そして nano は体に馴染んでないので vi で設定を進めます。

まずは固定IP。世の中色々書かれていますが、

su
vi /etc/dhcpcd.conf
interface wlan0
static ip_address=192.168.0.20/24
static routers=192.168.0.254
static domain_name_servers=192.168.0.10
vi /boot/config.txt に追加
dtoverlay=pi3-miniuart-bt

 

vi /boot/cmdline.txt
console=serial0,115200 を削除

 

シリアルコンソールを無効にします。
のように書いて reboot します。

OctoPrint によるWifi印刷

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