Anova用アイテム作成

DIY

Blogのサイトを作り直しています。と言うのもこのサーバーが古すぎてDISKがかなり危ない状況に陥っていました。サイトもこれから設定していくので毎日構成が変わってしまうかも知れません。

1投目は真空調理( cuisson sous-vide )に使う道具、そう鍋の蓋の作成です。同僚に頼まれたのも含めて3個作成します。真空調理器は何種類か出荷されていますが、コンシューマーモデルの元祖である Anova を3年程前から愛用しています。アメリカから直接取り寄せました。日本では相変わらず1ドルが360円位の値付けがされていてとても手がでません。

ご存じの方もおられると思いますが、 Anova は鍋に取り付けて湯煎するだけの道具です。日本では昔から建築などの現場で使われる投げ込みヒータが該当します。つまり投げ込みヒータに組み込みチップと温度センサー、精密コントロールするためのスクリューファンで構成されています。Anova自身はクラウドファンディングで始まり 280億円で売れた会社でもあります。

この料理の何処が真空かと思いますが、実は湯煎スタイルにあります。主に肉をジップロックに入れて湯煎します。お湯の温度で加熱するので肉の中心に温度を正確に伝えるには空気を抜いて密着させた袋に肉を入れ湯煎するのが効率良いと言えます。厳密に空気が抜けた真空状態である必要がなく密着していれば良いのです。フードセーバーで空気を抜くこともありますが、多くは水に沈めて水圧で空気を抜きます。

真空調理は、摂氏54度から64度の間で調理します。其れなりに温かくなるので湯気がでて水分が蒸発します。数時間であれば気になりませんが、48時間とか加熱するとかなり蒸発してしまいます。そこで今回の蓋の作成です。

15.1L用蓋

これはコストコのTRAMONTINA 15.1L を新調したので、合う蓋を削りだしました。

2枚どり

こちらは同僚用で、丁度手ごろな杉の板材(600×300)があったので2枚とりました。裏側はダイソーの防犯フィルムを意識した曇ガラス飛散防止シートを貼り付けています。一応クロス用のローラーで圧着しています。裏面は高温の湯気がつくので剥がれるかもしれません。念のためタッカーを打っています。

切り出しはトリマーにサークルカッターガイドをつけて切り出します。

通常はこんなの買ってトリマーにつけるてカットするのが一般的です。でも高いので

トリマー付属のストレートガイドを利用します。これを活用してピンを立てる部分を印刷します。ただし構造上死角が発生するので、そのうちに考えることにします。

こんな感じです。印刷した部分は前後に向きを入れ替えて使います。とても安上がりにカットできます。ところが、この蓋のように Anova が挿さる穴は小さいのでこのガイドは使えません。基準となる穴を作ればダブテールガイドで切り出せるので、基準穴となるテンプレートをNCで切り出します。このアダプターは高儀用とマキタ用を印刷してます。印刷データを公開します。

テンプレート

これは CNC3020 で円をくり抜いています。JW_Cadで書いて NCVCでGコードを生成して加工します。トリマーは精度よく加工するのは難しいのですが、テンプレートは精密に加工できます。

CNC 3020

単純な円なのであっさり加工出来ます。このようなテンプレートがあれば精度良く加工が可能です。おかげ様でページトップのような蓋が出来上がります。

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