はじめての国産機 TX-1310 m3 その1

FreeBSD

NASがそろそろ危ないので箱を物色していたら TX-1310が良さげ。
そう初めて国産機に手をだしてみた。
阪神淡路大震災の起きたころ、稼働テストして以来かも。
当時は、 SCO (Santa Cruz Operation) Unix の Openserver 3.0の頃だったかな?
72時間の動作プログラムかけると落ちてしまい、結局不採用となりそれ以来国産は買ってない。
関わったころは、 2.0から3.0にシフトした頃で、当時は Unix wareと熾烈な争いだったらしい。2.0の頃は NECもやっていた記憶があります。

流れ的には Unixware かなと思っていたけど、当時はPOSデータをUUCPで送ろうとして苦戦しているようだった。当時は、TCP/IPなんて一般的じゃなかったから、CADデータを
UUCPで送ってリモートバッチジョブを実行してICの配線をやってる時代もだった。
OpenserverのUUCPはHDB UUCPで SunOSと同じだったから5分で接続できた。
結局それで商流がひっくり返ってしまったと記憶している。

ま、使われるところでは使われ続けた。5.0.2~ 5.0.4のころは割と関わった。
今も使っている人たちは 5.0.5らしい(笑)。
すっかり離れて何十年も経つが、ネットでみてみると Open Server10 になってまだ有る? しかも FreeBSDベースだって。あり得ないベース変更だなあ。
当時から選択肢は無かった気もするけど。

話をNASに戻すと、以前から HP MicroserverでZFSを使うことが多かった。
Amazonに出ていたTCEダイレクトと言うショップから中古を買おうとポチしていたら一方的にキャンセルされてしまった。
オークションで販売したものをAmazonでも売っていたらしく、連絡をくれたから許すけど失礼なショップだなあ。

FreeNASもZFSが使えるから選択肢としてはあるけど、深くは使わなかった。
確か openldapも動いたと思うけどpkg化するので面倒だったから止めた記憶がある。
当時 nanobsdとかも入れ込んでやったけど面倒になって止めてしまった。
でもつい最近まで、HPのシンクライアントに入れてサーバーとして使ってた。
メンテナンス性考えると RaspberryPI4にFreeBSD入れた方が楽と結論になりました。

ところで最近ZFSで検索していると、ZFSにキャッシュ(L2ARC)とログ(Zil)をSSDに構成する例が目についてやってみようと思った。
と言うのも、 TX-1310 M3には m.2 SSD が乗るとあちこちに書かれてます。じゃやってみよう。

更に深追いして調べていると、M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 は動かないと言う記事を見つけた。

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SATAじゃないと認識しないと言っておられる。
CPUタイプによって実装が違うんだろうか?

切り裂きはあてにならないのは、事実だけど手元のPCは切り裂きが右側にしかない Mkeyタイプで PCIe NVMeにしか見えん。
一番の問題なのは、構成図に、m.2 SSDとして書かれているが、説明が全くないことかも知れない。
うちのPCは、pentium 3.5GHezなのか、M.2 2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3で問題なく動作しました。

こんな心配ごともあって更に深堀していくと

FreeNAS に SSD を搭載する (きりしま屋)

と書いてある。が~ん、これによると私の32GB程度のメモリーにはL2ARC使ってSSDしない方が良いと書いてある。
しかも64GBの時は、その5倍の320GB程度のSSDキャッシュがよく、ZILログも同様にメモリーも半分程度、32GB位と言っている。
これだったら要らんよね。となり、ブートに使うことにした。ま、ソケットは1つなので単体にシステムブートに
使うことにしました。FreeBSD の佐藤先生は、最低でも冗長化しなさいと言ってます。
壊れた時は、どうせUSBでブートしてごにょごにゅすることを考えると、システム領域はSSDでも良いと結論にしました。
最終的には、SNAPしたシステムをデータ領域にZFS send すれば良いと安直に決めたのでした。壊れた時は、バックアップからZFS send で逆方向に送ればいいじゃんと言う考えです。

SSDでブートするZFSマシンは、起動に15秒と爆速でした。
FreeBSD の UEFI ブートも全く問題なくブートしています。
Linux のrEFind を使う例がヒットしますが、そんな面倒なことは一切しません。

gpart create -s gpt nvd0
gpart add -t efi -s 512m nvd0
gpart add -t freebsd-zfs -l sdisk0 nvd0

newfs_msdos -F 32 -S 512 -c 4 /dev/nvd0p1
mkdir /mnt
mount -t msdosfs /dev/nvd0p1 /esp
mkdir -p /esp/efi/boot
cp /boot/boot1.efi /esp/efi/boot/BOOTx64.efi
echo 'BOOTx64.efi' > /mnt/efi/boot/startup.nsh
umount /mnt

これと同じように、USBに txzを展開してしてます。
freebsd-ufsとの違いはありますが、他は殆ど変わらない。
あとは、SSHが上がれば、リモートからインストールできるようになるから便利です。
この間の ddrescueや tmuxも入れてあります。通常は壊れた時とかは、狭い劣悪環境に
置いてあったりするので、珈琲を飲める場所からゆっくり作業できる環境も大事です。

SSD上に freebsd-zfs を作って、txzを展開するだけ。あとは、 tzsetupやbsdconfig を
実行すればそれなりに仕上がります。

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